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小国の秋 満喫  >>>10月30日 長岡新聞より
 八王子集落で農業体験 郷土料理に舌鼓

[詳細記事]

 小国地域の魅力を知ってもらおうと25日、イベント「おぐにの盛秋物語『八王子集落で過ごすひととき』」が開かれた。参加者らは、昔ながらの農村の生活に触れたり、地元の農家が作った郷土料理に舌鼓を打ったりしながら、深まる小国の秋を満喫していた。

 同イベントは、市が合併8地域で実施している日帰りツアーイベント「とっておきの長岡『まちめぐり』」事業の一環として行われた。同事業は、合併により広くなった長岡の魅カを知ってもらおうと、市制100周年を記念して2006年に行われたイベント「小さな心の旅」をもとにしている。各地域の実行委員が中心となりツアーが組まれ、郷土料理や伝統行事など地域のさまざまな資源を活用し、参加者と住民が交流することで、ふるさとの再発見を目指す。

「おぐにの盛春物語」の秋版として企画

 同地域では、「まちめぐりワーキングチーム」が中心となり、これまでに3回、きのこ採りや郷土料理を囲んでの昔話の披露などをする目帰りツアーを企画してきた。今回は今年5月に、法末地区で古刹(こさつ)真福寺と新緑のブナ林を巡った「おぐにの盛春物語」の秋版として企画された。八王子集落の農村生活を紹介しようと、お盆明けから準備が進められてきた。
 同イベントには、市民ら27人が参加し、同チームの今井勝さん(75)の案内で、同集落の石仏や神杜などを見学したり、昔ながらの農作業を体験したりした。
 参加者は、地元農家が再現する千歯こきを使った古代米の脱穀や「ぼっこ」と呼ばれる道具を使ったわらじ作り、小豆の豆落しを見学。昔の農村の暮らしぶりを聞いたり、懐かしい農村風景を目にしたりしながら、思い出を楽しそうに語り合うなどしていた。

石仏群やお堂などを巡る

 また、参加者は同集落に多く残る石仏群やお堂、神杜を、信仰の歴史や制作年代、石工についての今井さんの説明を受けながら巡り歩いた。「マリア地蔵」と呼ばれる石仏にまつわる言い伝えや、同集落の名石工として知られる藤原直隆の話に、参加者らは熱心に耳を傾けていた。
 同地域に興味があり、同事業に今回初めて参加したという石塚英一さん(75)は「ガイドさんの話がとても面白く、長岡との歴史的なかかわりも興味深かったです。石仏も珍しく貴重なものが多く、神杜の細工もすばらしかった。あらためて、小国の良さが伝わってきました」と満足。

地元農家が郷土料理などを振る舞う

 見学の後には、地元農家が2日がかりで用意した同集落で採れたナスやカボチャ、ゴボウなどの野菜や山菜を使用した郷土料理が振る舞われたほか、昔から伝わる民謡や踊りも披露された。長岡のことをもっと良く知りたいと、同事業に何度か参加しているという太田明さん(73)は「ツアーでは毎回、地元料理を楽しみにしています。地元の方が一生懸命、料理を説明してくれるので、とてもありがたいと思っています」と話した。
 今回、案内を務めたワーキングチームの今井さんは「時間に限りがあるので、あまり専門的なところまでは説明できないが、冗談を入れて笑ってもらうことで小国を楽しんでもらえると良いと思っています。小国を好きになってもらえる事業を、これからも企画していきたい。そのためには、まず企画する自分たちが楽しむことが大切だと思っています」と、同事業への思いを語っていた。

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