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| 市町村合併シンポジウム開催 >>>12月5日 長岡新聞より |
| 市、市議会などの主催で |
| [詳細記事] |
現在長岡地域の八市町村で協議が続けられている市町村合併について、広く住民に合併の意義を知ってもらう「市町村合併シンポジウム」(長岡市、長岡市議会、長岡商工会議所共催)は、三十日午後二時からリリックホールにおいて、関係市町村の住民など約四百人が参加して開催され、中央大学教授で法学博士の佐々木信夫氏の基調講演と、同氏のコーディネートによるパネルディスカッションで、七人のパネリストがそれぞれの立場で合併について意見を述べた。 佐々木中央大教授が基調講演 佐々木教授は「新しいまちづくりをめざして」をテーマに講演し、「明治維新、第二次世界大戦に次ぐ大転換期が今訪れている。市町村制の始まった明治二十二年には、農業の盛んな新潟県に最も多くの人口が集まっていたが、現在は第三次産業が栄えている所に人口は十四番になった」と、産業構造と人口について説明した。 佐々木氏によると、大都市が過密になった反面、日本の七割以上の市町村は過疎に悩んでおり、日本の八割の市町村が平成十七年三月までの合併に向け取り組んでいる。国は現在三千二百十七ある市町村を千程度に集約するために、二千五百以上ある町村をすべて廃止したいとの考えという。 人口百万人以上の政令指定都市(現在十二ヵ所、七十万人でも可能性あり)になれば、県と市の両方の機能を併せ持つことが出来るため、新潟をはじめ熊本、岡山、宇都宮などの各市が指定を目指している。 次が長岡市が目指している人口三十万人以上の中核市(現在二十六ヵ所)、その次が人口二十万から三十万人の特例市で、いずれも県から市に権限の委譲が行われ、市行政に裁量の範囲が広がるメリットがある。 明治時代から自治体の規模を拡大しながら、行政サービスの充実を図ってきた。明治二十一年には七万一千市町村を、どんな小さな村にも小学校を持てるようにと、約半年で一万五千市町村へと五分の一に集約した先例もあるという。 平成七年度の建設白書に、人口三十万人以上の都市でないと発展しないとあるほか、三十万人規模の都市の効率が一番良いとの試算も出ており、長岡市の目指す中核市は的を射ている。 県全体を考えると、新潟市だけが核では新潟県の魅力はなく、二、三ヵ所は核となる都市が必要だ。県全体や中越地区の発展のためにも、長岡市は中核市として発展しなければならない。 八市町村が一つになって人口が三十万人となっても、意思の無いところに行政改革の効果は現れない。合併のメリットを最大限に生かし、デメリットを最小限に食い止める施策に行政、市民、NPOが歩調を合わせて取り組むことが大切としている。 森市長など7人でパネルディスカッション 三十日に開かれた「合併シンポジウム」のパネルディスカッションで、森市長など七人のパネリストは国、首長、議会議長、民間企業、NPOなどの立場から、それぞれ市町村合併に関しての意見を述べた。 「住民たちが地域を考え、真正面から取り組まないと、合併してもうまくいかない」、「町内や学区などのコミュニティーの文化を残しつつ、スケールメリットを追求することが大切」、「企業の合併ではマイナス面が先に現れ、プラス面は後から見えてくるケースが多い」などと民間のパネリストが発言した。 「なぜ今合併しなければならないのか。明治以来合併せずに百年間やってきた、との住民感情がある」、「合併は避けて通れないと思うが、住民は選択に悩むと思う」などと、周辺市町村のパネリストが消極的とも取れる発言があった。 一方、「教育現場の整備や地域固有の歴史・文化を生かす、二十一世紀に合った自治体に変身するチャンス」、「現場を知る自治体がすべての窓口になるべきで、市町村は強力な行政執行能力を持たねばならない」などの、積極的な発言が長岡市街パネリストからあり、長岡市と周辺市町村の温度差が感じられる場面もみられた。 主な意見として、中之島のレンコンや山古志の棚田、小国の和紙などと、長岡の河井継之助や米百俵などを、現在の八市町全体の財産であるとの共通認識を持ち、それぞれに対し新市の市民として誇りを持てるかどうかがポイントと見られる。 それぞれの地域が文化・伝統を大切にし、地域が活性化してこそ、その集合体である新市の発展が望めるのであり、単なる数合わせでは行政の効率化にも限界があり、都市間競争には勝ち抜けない、などがあった。 【パネリスト】 ▽川尾正嗣・総務省市町村課課長補佐。 ▽浅野ゆうこ・新潟NPO協会事務局長。 ▽樋山粂男・中之島町長。 ▽伴内勝栄・見附市議会議長。 ▽高田裕司・長岡商議所常議員。 ▽矢野一夫・長岡市議会議長。 ▽森民夫・長岡市長。 |
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